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グリーンサイエンス研究センターは福山大学にある教育・研究拠点で、“生物の多様性や生物が持つ多彩な機能を利用して、環境と健康の質の向上をめざす科学”をコンセプトにしています。
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グリーンサイエンス研究センターでは、毎年公開講演会を行っています。

これは、本研究センターを中心に進行中の文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業『環境健康科学の研究拠点の形成』(平成22年~26年の5年間)が行っているもので、今年で第3回目になります。

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平成22年の第1回は立ち上げの講演会、昨年の第2回はテーマ1「食環境と健康」チームが担当し(世話人:岩本博行)、『食環境と健康』を行いました。 今年はテーマ2「生活環境と健康」チームが担当し、世話人は薬学部の井上敦子教授です。 テーマは、『生活環境に対する生体の適応機構と疾病』です。 日時と場所は以下の通り。

日 時: 平成24年11月24日(土)午後2時から6時まで
場 所: 福山大学34号館5階 医療薬学演習室

<プログラム>
・小型ほ乳類の日内休眠 
  森田 哲夫(宮崎大学農学部)
・ダイオキシン誘導体を識別する組換え型抗体分子 
  森岡 弘志(熊本大学大学院生命科学研究部)
・脳出血の薬物治療法の開拓:基礎研究のアプローチ 
  香月 博志(熊本大学大学院生命科学研究部)
・生理活性物質の新規解析法の開発と健康科学研究への展開 
  山口 政俊(福岡大学薬学部)

詳しくはポスタープログラムをご覧下さい。 参加はもちろん無料です。



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2012/10/29 18:30 イベント TB(0) CM(0)
今週末の2日間(平成24年10月27,28日[土・日])、福山大学は『じばさんフェア2012』(於ローズアリーナ[福山市緑町2-2])に出展します。 グリーンサイエンス研究センターも、生命工学部と薬学部のブースの間に陣取ります(というほどの存在感はないが)。

毎年グリーンサイエンス研究センターのブースは、人手不足のため主にパネルによる展示のみになっています。 隣には生命栄養科学科(目玉は骨密度測定)と海洋生物科学科(目玉は熱帯魚水槽)、反対側の隣は薬学部(目玉は薬剤師よる健康相談)という集客力抜群のブースにはさまれていますので、益々分が悪い。 

そこで今年はセンターポスドクの柳本君が、身近な微生物の展示と顕微鏡観察を行ってくれます。 身近な微生物とは、コウジカビ、酵母、枯草菌(納豆菌)です。 これに乳酸菌や酢酸菌が加われば、食品製造に関する主要な菌が勢揃いです。 

実は福山大学には酵母菌と枯草菌の研究者が多く、グリーンサイエンス研究センターで進行している研究プロジェクトにもこれらの菌に関する研究が多く含まれています。 

今回はそのさわりだけを見るということで、骨密度計の待ち時間にでもどうぞご覧下さい。

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上の写真は展示風景です。 机の上にある顕微鏡には白布が掛けられていて見えません。 手前が生命栄養のブース、奥が薬学部のブースです。


 
2012/10/26 20:49 イベント TB(0) CM(0)
福山大学学園祭2012が始まりました。 

今日は、各学科やクラブなどが準備を行うとともに、餅つきなどの学内向け行事がいくつか開催されました。 生命工学部でも毎年恒例のステージが33号館グリーンサイエンス研究センター玄関前に設置され、ライブが行われました。 

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昨年は雨でライブが不調だったのに対して、今年は秋晴れの大学祭日和です。 小人数ですが、ライブも盛り上がっていました。 写真は、28号館前からグリーンサイエンス研究センターの玄関を見た所です。 ベンチに楽器が並んでいます。 奥がステージ。

サイエンスに関しては、今年はiPS細胞の山中先生のノーベル賞受賞でずいぶん盛り上がりました。 大阪人でも偉大なサイエンスになれるということを証明していただき、個人的にもうれしかったです。 マスコミでは、山中先生のひょうきんな面を強調して報道されているようですが、インタビューなどで発言される内容はとても計算されているなと思います。 例えば研究費の継続性の問題や、研究者の雇用システムの問題点など。

山中先生の講義はこれまで何度も生で聞きましたが、必ず自身に関するネタを仕込んでおられ、会場には笑いと和やかな雰囲気がただよいます。 大体のネタは、自分に関するちょっと情けない話ですね、「邪魔ナカとか」。 でも、これは挫折とかじゃなくて、あくまで笑いのネタだと思います。 スキがあったら笑いを取りたいという大阪人の悲しい性です。

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生物工学科では、このiPS細胞の簡単な展示をしていますのでご覧下さい。 本当に簡単な展示です。 ネタも、笑いも、ありません。 あしからず。


2012/10/19 16:59 イベント TB(0) CM(0)
久しぶりの更新です。

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平成24年10月13日(土)、東京工業大学すずかけ台キャンパスすずかけホールで開催されました『高校生 バイオコンテスト2012』に審査員として参加しました。 

東京工業大学は言わずと知れた『ロボット・コンテスト(通称ロボコン)』発祥の地として有名ですが、それにならって『バイオコンテスト』はバイオコンと呼ばれています。生命理工学部は毎年3つのバイオコンを開催しており、『高校生 バイオコン』はその1つです。あとの2つは『大学生 バイオコン』と『ものコン』で、前者は新入生の、後者は3年生の必須科目になっています。

『高校生 バイオコン』とは、高校生が小中学生向けにバイオ教材を開発し、それを東工大生がサポートしてコンペティション(コンテスト)を行うもので、毎年8チームが参加するそうです(大学生バイオコンは、高校生向けのバイオ教材作成、ものコンはその発展系で、高校生チームも参加します)。 

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当日の午前中は、1チーム発表12分、質疑5分のプレゼンテーションを4組行い、午後は残りの4組がプレゼンを行います。 質問タイムは、白熱します。 高校生の発表に対して、他チームの高校生からどんどん質問が出ます。 それも結構的を射た質問が! 

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その後地元の子供たちを招いて、実際に開発した教材で遊ぶというお試しタイムがあります。 写真は、お試しタイムオープニング前の行列です。さすが東京工業大学、人が大勢集まります。 

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近年、都市にある有名大学のキャンパスは、子供連れのお母さんや観光客など多くの学外者であふれています。 昔はこんな光景はなかったですね(北海道大学は例外かな?)。 その点福山大学のキャンパスは人里離れた山中にありますので、桜のシーズンなど特別な時期以外には部外者があまり訪れません。 そこで今週末の大学祭などは、学外の方とふれあう貴重な機会です。 皆様ふるってご来場ください。

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話を戻します。 高校生の作った教材は、科学的な観点からいうとレベルは様々です。 ただ、科学的にレベルの高いものが教材として優れているかどうかは、一概には判定できません。 

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実際子供たちに遊んでもらうと、想定とはまた違った反応が現れるからです。 そういう教材がいくつもありました。 審査は現物を見る前に行うので、現物を見ると評価ががらりと変わるものがたくさんありました。

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それにしても、驚きは高校生の発想力です。 プロの科学者の世界には様々な掟、決まりがあり、それに則って物事を進めないと評価の対象にすらなりません。 一方高校生にはそのような決まりがないので、とにかく発想が自由です。 これとこれがどうしてつながっていくのか、そのプロセスを質問してみても、彼女(彼)たちにとってはごく自然な流れでそうなったとのこと。 うーん、私たちは、頭カチカチ人間なのか。

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近年、科学と市民の接点、コミュニケーションがますます重要視される中、常識だと思っていたことが実はそうではなく、気づかないすれ違いがたくさん生じ、それが科学に対する不信感につながっているとしたら、それはお互いにとって大きな損失です。 と言うようなことを考えつつ、一生懸命がんばっている高校生や、それを支える東工大生のがんばりに明るい未来を感じた一日でした。

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PS 審査員の顔ぶれは、教育委員会の方、食品会社の社長さん、大手化粧品会社の方、日本科学未来館の方、東工大の理事の先生、そしてグリーンサイエンス研究センター長として私。 遠方からの参加は私だけで、いろいろなバックグラウンドを持つ審査員の方とお話しできたことは大変有益でした。 みなさまとは、「このバイオコンが、ロボコンのように広がればいいな!」という話をしました。

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最後に。 東工大は3つのバイオコンの開催にかなりの労力を注ぎ込んでいることが見て取れました。 主催者の先生の「結果がうまくいかなくてもあきらめずに最後までやりきり、何とか形のあるものに仕上げることが重要。」という発言に、日本における「もの作りの総本山」である東工大のプライドを感じました。 




2012/10/16 19:36 教育研究 TB(0) CM(0)
今朝の日本経済新聞に、『昆虫の食性、わずかな遺伝子が左右』という記事が出ていました。 東京大学と筑波大学の先生が、特殊なショウジョウバエの食性が、わずかな遺伝子の変異で左右される事を発見したという内容です。

生物が何を好んで食べるのかは、とても興味深い問題です。 ヒトはタヌキ以上に何でも食べる雑食性で、栄養士さんは1日に30品目以上の食材を食べなさいと指導します。 一方、ヒト以外の生物は結構食べるものが決まっていて、中にはとんでもない偏食者がいます。 例えばパンダはササを、コアラはユーカリだけを主に食べます。

パンダがササしか食べない理由の研究は結構有名です。 確か2009年?のNatureに掲載されたパンダのゲノム解析では、パンダは肉食でも何の問題もない消化系を持ちながら肉を食べないのは、肉の旨味を感じる味覚受容体(T1R1リセプター)の遺伝子に変異があり、肉の旨味がわからないから、という説明だったと思います。

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今回の研究では、ショウジョウバエの脱皮を促すホルモンを作る酵素の遺伝子に3カ所の変異が入り、サボテンの脂質からしか脱皮ホルモンを作る事ができなくなったので、サボテンだけを食べるというものだそうです(原著論文(Science電子版)を読んでいないので間違っているかもしれません)。

なるほど、だからサボテンを食べるのですね。 一方、このハエはサボテンしか食べるものがなくなったので、サボテンの脂質から脱皮ホルモンを作るように遺伝子が変化したとも考えられます。 パンダは、肉を食べなくなったので、肉の味を感じる味覚受容体の機能が失われた? 個人的には、生物(特に動物)は環境変化に応じてどんどんゲノムを作り替えていくものと理解しています。

人間の場合、食べ物の好みや生活スタイルといった身近な現象がどれぐらい遺伝子と結びついているのか、ちょっと興味があります。



2012/10/02 19:15 サイエンス TB(0) CM(0)
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