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グリーンサイエンス研究センターは福山大学にある教育・研究拠点で、“生物の多様性や生物が持つ多彩な機能を利用して、環境と健康の質の向上をめざす科学”をコンセプトにしています。
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今年度からグリーンサイエンス研究センター長に加え、福山大学国際センターと国際交流部の仕事もしています。 今回の話題はその一環。

平成25年5月17日(金)の午後、駐日ブルガリア特命全権大使のゲオルギ・ヴァシレフ大使と書記官の方、およびブルガリアの「バラの谷」カザンラクから“バラの女王”が福山大学にお見えになりました。これは本学がブルガリアの首都ソフィアにあるブルガリア最高位の大学“ソフィア大学”と留学生協定を結んでおり、現在1名の学生さんが本学に在籍しているという縁によるものです。今回の訪問は、今日から始まる「福山バラ祭2013」にあわせたものです。

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右がブルガリア国旗。白は健康、緑は豊かな大地、赤は国を守る国民の情熱だそうです。


食事会のあと、ゲオルギ・ヴァシレフ大使のご意向で大使と本学学生12名との懇話会がもたれ、今回その司会の役目が回ってきました。一国の大使と言えばその国を代表する方で、大使とお話しするのはもちろん今回が初めてです。ということでとても緊張し、正直しどろもどろの汗だくでした。

さて、大使はとてもオーラがありました。ゆっくりと言葉を選んで、丁寧に、そして詳しくお話になります。外交官というと、何となく通り一遍のことをお話しになり、時間が来たらサッと引き上げられるというイメージだったのですが、学生さんとの懇談会は約1時間の予定が1時間以上も時間をオーバーしてしまいました(つまり2時間以上続いた)。学生さんが1を聞くと10以上お話しされる印象で、その内容も予想と異なり実にはっきりとポイントを突いたものでした。「こういう話を、一国の大使から聞く機会はまず無いだろう」と思われる実り多いものでした。

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お話の内容は膨大なので詳しくご紹介できませんが、例えば学生さんとのやりとりはこんな感じです。

「日本とブルガリアの経済的な繋がりを深めるために、ブルガリアは日本にどの様な事を望みますか?」という質問に対して、大使は「現在のグローバルな世界では、何かしようとするときに“私は、こんなことはできません。”という答えはありません。“誰と組むとこんなことができる。”という発想でグローバルに手を組む時代です。その時、大事な事は熱意です。友人に“テニスをしよう”と呼びかけて、返事をしないまま5年が経過したとしましょう。5年後に“ではテニスをしましょう”と返事をしても遅いのです。ブルガリアはアジアとの経済的な結びつきを強化しようとしていますが、その中で日本は大事な国ではありますが、日本以外の国により期待しています。例えば、中国や韓国はもっとブルガリアに対して熱心にアプローチをしています。ブルガリアのビジネスマンは日本でビジネスをするノウハウを知らないし、その逆もそうです。いかにお互いお金を出し合って投資していくかというスピードが重要です。」 うーん、身につまされます。

※余談ですが、ブルガリアから日本への最大の輸出品目は「琴欧洲関」だそうです。琴欧洲関、確かにでかい2m超。

またある学生の「クロアチアがEUに加盟することに対して、ブルガリアはどの様に思うか?」という質問には、ブルガリアから見たEUの仕組みやEUの実際、EUのガバナンスについて、本当に真摯に、誠実に、詳細にお話し頂きました。これにはちょっと驚きました。

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懇談会ではこの様な硬いお話しばかりではなく、ヨーグルトなど食べ物のお話しもたくさん出ました。大使の健康法は、朝ヨーグルトを食べ、お昼にローズウォーターでシャワーを浴び、夕方ブルガリアの赤ワインを飲むことだそうです。またヨーグルトが健康に良いのはブルガリアの菌が入っているからで、入っていないヨーグルトは健康効果があるかどうか分かりませんよと、しっかりブルガリアの宣伝をされていました。

別の学生の質問で「もしブルガリアに留学するなら、どの分野がおすすめですか?」という質問には「微生物学!」とのお答え。ブルガリアはヨーグルトをはじめとして良質の野菜や農産物がとれるので、微生物学などのバイオ分野が面白いと思う、とのお答えでした。質問した経済学部の学生さんがちょっと困った顔をしたのを見て、「でもブルガリアの若者に最も人気があるのは経済学、経営学、金融学です。」と臨機応変です。

そこで私から「この3月に日本学術会議とブルガリア科学アカデミーが二国間科学協定を結ばれましたね。」と質問すると、「私も参加しました。同時にシンポジウムをやって日本とブルガリアの科学者が交流したが、日本-ブルガリア間の科学交流が後れていることを痛感した。今後科学研究の交流が必要だ。」とのお答えでした。

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この懇話会にはブルガリアからの留学生も参加しました。私から「どうして日本に来ようと思ったのか、日本での生活はどうか、日本とブルガリアの教育システムを比べてどうか」という質問をした所、「日本に興味を持ったのはマンガとアニメ。でも日本に来てからはほとんど見ていない。日本の勉強をする方が面白い。日本での生活や教育システムはブルガリアとほとんど変わらない。日本で生活して違和感を覚えることはほとんどない。」とのことでした。私も、ブルガリア人とちゃんと話したのは今回が初めてでしたが、とても自然にお話ができると思いました。

会には学生さんの他福山ブルガリア協会の方々も参加され、「とても良い会だった。」と言って下さいました。また参加した学生さんも、「とても良い機会で刺激になった。」「日本とブルガリアの交流がますます発展すればよいですね。」との感想でした。 同感です。


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日本とブルガリア間には友好的な関係が流れており、日本人はブルガリアに対してとても良い印象を持っています。 
日本―ブルガリア関係は無風です。



最後に、ソフィア大学日本語科1年生から福山大学に向けたビデオレターです。 必見!



PS ブラジルのルセフ大統領はブルガリア人! 会の後お話していて、ブラジルのルセフ大統領がブルガリア人だと教えて頂きました。 ご本人はブラジル国籍ですが、ルーツはブルガリアだそうです。ブラジルにはあらゆる民族の人がいて、あの人はポルトガル人、あの人はイタリア人、あの人はフランス人というので、外国人だと思っていたら、皆さんブラジル人でした。ブラジルってそういう国ですね。




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2013/05/18 15:36 グローバル TB(0) CM(0)
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